父さんはひとごろし4話 あんなのは父さんじゃない
何かヤバイものを見てしまったかのように、その場から急いで走り去る駿。
父も、駿に見られたと気付いた様子です。
父さん、何やってるんだよ!!
駿は心の中でそう叫んでいた。
急いで家に帰ると、晩御飯の準備をして待っていた母。
「おかえり駿。もうすぐご飯できるからね」
「・・・いらない」
「えっ?」
「ちょっとどうしたの?何かあったの?」
駿は、どうして父があんなことをしていたのかいまだに理解できずにいた。
あれは、本当にあったことだったのか・・・?
父親に普通の人であってほしいと思うが、やはりあの光景はとても衝撃的だったのです。
すると、父親も帰ってきたようで部屋のドアをノックした。
「大丈夫か?駿」
「あとは警察に任せておいたから安心していいぞ」
駿は思い切って父に聞いた。
「とっ・・・父さんはどうしてあそこにいたの?」
「近道だよ」
晩御飯に遅れるから近道を通ったという父。
駿が知っているいつもの父の様子に、
もう訳が分からなくなっていた。
その頃、目潰し連続殺人事件の被害者である一人の女性に、出版社の記者が取材を行おうとしていた。
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